■虚構新聞「橋下市長ツイッター義務化報道問題」について検証
2012年5月17日、ネットでもっともらしい虚構ニュースを流すエンターテイメントサイト「
虚構新聞」が「ニュース特集:検証:橋下市長ツイッター義務化報道問題」として特集記事を組んだ。
この特集は虚構新聞が報じた虚構ニュース「
橋下徹大阪市長が小中学校に
ツイッターを義務化させる」というニュースを信じた人が大量に出てしまったため組んだものであるとしている。
■ツイッターで謝罪後も釣られる人が……
当該の虚構ニュースは5月14日に公開。「バカ発見器」
ツイッターで凄まじい勢いで拡散していった。
そして、その拡散元となっているツイッター上で3度目となるお詫びを行ったのである。
【お詫び】本日付記事でネット界隈をお騒がせしたことをおわび申し上げます。現実にありえないことをお伝えするのが本紙のポリシーですが、今回非常に多くの方から「橋下氏ならやりかねない」と思われたのが最大の誤算でした。今後はもっと現実離れした虚構報道を心がけます。申し訳ありませんでした。
この謝罪後に「
虚構新聞」というワードがツイッタートレンドに浮上し、「虚構新聞」が謝罪したというニュースが拡散していった。
ただ、そのような中でもまだ「
橋下市長ツイッター義務化報道問題」に対しマジレスをしている人が散見されたのは事実である。
■怒りと批判の声多数、中には「閉鎖しろ」
今回の件については、サイト主催者の方へ多くの苦情がよせられたようである。
(1)虚構新聞というサイトの存在意義について
(2)「デマを拡散させるな」「風説の流布」などの指摘について
(3)記事における実名使用について
(4)「記事タイトル部分(ヘッダー)に『虚構新聞』と入れるべき」という指摘について
(5)「そもそもネタとして笑えない」という指摘について
この全てについて反論を行っており、妥協する気は一切ないという姿勢を示している。これについては支持したい。
また「迷惑だから早く閉鎖しろ」とのメールも多数送られたとのことである。これについては、条件つきで閉鎖すると回答している。
その条件とは――
今すぐにでも深津絵里さんに会わせてください。深津さんが「もう閉鎖していいんじゃないの」とおっしゃってくだされば、喜んで閉鎖します。
――とのことである。
■橋下情報でアクセスアップ!
今回の件で「虚構新聞」は1日10万2000件の過去最高のアクセスがあったとのことである。
その後、本紙へのアクセスは翌15日になってさらにエスカレート。トップページへのアクセス数は「ツイッター義務化」を掲載した14日の7万4000件を上回る、10万2000件という過去最高を記録した。
これだけアクセスがアップがったということは、アフィリエイト収入もかなり上がったことであろう。
借り物ではない、自分の知恵で情弱を釣りまくっての結果である。賞賛に値する手法である。今回の「特集記事」もヒットした記事の後追い「特集」というセオリーを踏んでおり、アクセスは更に伸びる可能性がある。
そもそも「虚構新聞」という名前を見れば、サイトを知らずとも、その意味は分かろうというものである。
そもそも「虚構新聞」くらいの冗談を許せないというのも狭量な話である。
そのうち深津絵里さんを使った「虚構新聞」閉鎖ニュースも流すのであろうか?
【
naka773】
虚構新聞デジタル:ニュース特集:検証:橋下市長ツイッター義務化報道問題
http://kyoko-np.net/special03.htmlTwitter / @kyoko_np: 【お詫び】本日付記事でネット界隈をお騒がせしたことを ...
https://twitter.com/#!/kyoko_np/status/201941260045520896