■テレビ局の吉本擁護、片山さつき議員批判
2012年6月3日に放送された「
たかじんのそこまで言って委員会」で「
生活保護VS国会議員」とする特集が組まれた。
「ミヤネ屋」、「サンデージャポン」における
河本準一擁護、
片山さつき議員批判に続き、ここでも、同じような図式の番組内容が展開されたのである。
政治評論家の三宅久之氏は、感情論の側面から河本準一氏を擁護した。
「一親等の息子が、それだけの稼ぎを持っているのに何だ」って言えばその通りなんだけど――。
あんまり、正論を振りかざして断罪するちゅうのは、私は「ちょっと気の毒かなぁ」と――。いう感じがするんですけどね。
最初に、芸人は明日をも知れぬはかない商売であるという
ビートたけし氏の言葉を引用しているが、そもそもこの件ではビートたけし氏は河本準一氏に批判的な意見を述べている。
元共産党で今は共産党の体質を批判している元参議院議員の
筆坂秀世氏は、
僕はねえ、例えばねえ今度あの片山さん達がやってね……。僕がもしああいう事知った場合だったら僕はどうするかって言ったらね僕は吉本興業に話するかね、あるいはご本人に話するか、あれをパフォーマンスで取り上げてね一体あなた何がやりたいんだと。要するにね、抵抗できないのを叩くだけの話ですよ。
要するに、国民の目の触れないところでやってくれということだろうか?
片山さつき議員、
世耕弘成議員が批判を行った後に、吉本側は公式コメントを出した。しかし、その内容を知っての批判なのだろうか。
吉本側はこの時点ではプライバシーを盾に一切触れないでくれと公式にコメントしているのである。
また、正式な話し合いは河本準一氏の会見の前に行われたと片山さつき議員は発言している。しかし、吉本側の説明と会見の河本準一氏の説明の食い違いを指摘している。
■吉本芸人無しではTVが成立しない
「ミヤネ屋」では番組制作協力会社の
株式の49%を吉本興業が所有しているという点がネットで話題となった。
しかし、このような資本の理由だけではなく、現実に吉本興業の芸人なしでTV局は番組制作ができないという現状がある。
吉本との関係を重視するのか?それとも、
河本準一氏、
梶原雄太氏の問題に切り込んで関係を悪化させるのか?
TV局もビジネスとしては難しい決断だとは思う。
世論の支持を得られそうなのは後者であるが、世論の支持だけでは飯も食えないし、番組も作れない。
スポンサー企業としても、吉本興業に所属する芸人を使うなとまでは言ってこないであろう。当事者の
河本準一氏、
梶原雄太氏への風当たりは強くなるかもしれない。
しかし、それが吉本と言う会社にまで及ぶ可能性はかなり低いと考えられる。
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naka773】

たかじんのそこまで言って委員会
http://www.ytv.co.jp/takajin/河本準一に関する一部報道について
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