■独身志向よりも結婚出来ない現状
2012年6月5日、政府は、2012年版「子ども・子育て白書」を決定。その中で50歳までに一度も結婚してない「
生涯未婚率」が過去最高になっていることが明らかとなった。
2010年度のデータでは、男性は20.14%、女性は10.16%となっている。特に男性は1990年代中盤から急カーブで上昇しているのが分かる。
一方で結婚に対する意識は、18~34歳の未婚男女の80%が「いずれするつもり」と回答しており非婚意識が極端に高くなっているというわけでもない。
■独身者はメンタル不調になる可能性が高い
独身者はメンタルヘルス不調に陥る可能性が既婚者に比べ高いといわれている。
まあ、「
嫁の質」次第では独身よりもメンタルヘルス不調になってしまうケースもあるだろうが、一般的には独身者よりも安定したメンタルとなることが多い。
■企業に課せられた従業員のメンタルヘルス
そして、従業員に対するメンタルヘルス管理の責任は企業にあるとして、その管理が厳しく指導されている。
企業の中には、社員の婚活までサポートしているところまであるのである。これも、社員のメンタルの安定が目的であろう。
■中高年婚活ビジネス
婚活ビジネスの対象の中心となっている世代は30代である。40代になってくると現実はかなり厳しくなる。
そして、50代になると、ほぼ初婚というケースでの婚活が無理となり、お互いに再婚であったり、子連れであったりというケースが多い。中高年婚活ビジネスを展開している企業もこのような部分に配慮しながら事業を展開している。
■50代初婚を対象とした婚活ビジネスは?
50代以上における「
生涯未婚率」が男性は20.14%、女性は10.16%を記録し、そのグラフは上昇を続ける一方である。
しかし、この世代に中にも結婚したいという願望を持つ人たちがいるはずである。
そして、50代初婚をターゲットにした婚活ビジネスと言う分野は非常にニッチであり既存の婚活支援企業も今は力をいれていない。
これから、この数字が上がっていくことを考えたときに、50代以上を対象とした婚活ビジネスに大きなチャンスが生まれる可能性もある。
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子ども・子育て白書(旧少子化社会白書)について - 内閣府
http://www8.cao.go.jp/shoushi/whitepaper/index-w.html