■房総沖マグニチュード8級地震の可能性
2012年5月30日、震予知連絡会の定例会合にて
国土地理院は
房総沖で
マグニチュード8級の地震が発生する可能性があることを発表した。
国土地理院がGPSデータを解析した結果、房総半島の先端が1997年から14年間で平均3センチ北へ移動し続けていることが判明した。
■房総沖に溜まった地殻のひずみエネルギー300年分
国土地理院ではフィリピンプレートの潜り込みにより、房総沖の地殻に大きなひずみエネルギーが溜まっている可能性を示唆している。
同様の形で近くのひずみエネルギーが溜まっていた神奈川県の三浦半島沖では1923年にマグニチュード7.9の関東大震災が発生している。これにより、同地のひずみエネルギーは解放されたとみられている。
しかし、房総沖では過去300年間大きな地震は発生しておらず、300年分の巨大なひずみエネルギーが蓄積していると考えられる。
国土地理院では今後も房総沖を震源とする地震発生の可能性について調査を行っていくとしている。
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