■4号機建屋外壁の傾きが酷くなっている!
2012年6月25日、
東京電力は「福島第一原子力発電所4号機における耐震安全性評価」を経済産業省原子力安全・保安院へ報告したことを発表した。
この報告書で、
福島第一原発4号機建屋の外壁が
先月に比べ更に傾いていることを明らかとした。
この4号機には世界が恐怖する
使用済み燃料1535体が保管されている燃料プールが存在している。
この燃料プールが崩壊した場合、北半球のかなりの範囲が居住不能になると警告すると警告する者もいる。
アメリカの情報部門の専門家であった退役少将・ルバート・スタブルバイン氏である。
4号機燃料プール破損時の北半球への放射能の広がり4号機燃料プールの問題は、日本だけの問題ではないというとらえ方をしている人物は世界にもいるのである。
■東京電力は耐震性問題なしと報告
当初この4号機の耐震性の問題に対し、
東京電力は4月13日に作成した資料を5月28日に原子力安全・保安院へ提出している。
しかし、東京電力のその後の調査(5月17~24日)で、4号機の建屋外壁が局所的に膨らみ傾いていることを確認した。
壁の高さ13メートルに対し3.3センチの傾きから1か月後には
4.6センチと傾きが大きくなっているのである。
それを受け、
原子力安全・保安院が4号機の耐震性に対し再調査を命じ、報告した資料が今回のものである。
今回、
東京電力より報告された「福島第一原子力発電所4号機原子炉建屋の外壁の局所的な膨らみを考慮した耐震安全性に関する検討に係る報告書」とする資料では以下の調査を実施している。
1.第4号機原子炉建屋において局所的な膨らみによる傾きが確認された外壁面の損傷状況等についての詳細な現場確認の実施結果
2.1.を踏まえた当該外壁面の健全性評価結果
3.1.及び2.を踏まえ、今後発生する可能性のある地震を入力地震動に用いた第4号機原子炉建屋及び使用済燃料貯蔵槽の耐震安全性評価結果
東京電力では、建屋やプールは傾きが増加した外壁以外の支柱で支えられているとして、今回の傾きは4号機の耐震性に影響を与えないと報告をした。
4号機の燃料プールは
震度6強に耐える計算となっており、なおかつ
+20%の強度の余裕があると結論している。
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福島第一原子力発電所4号機における耐震安全性評価の経済産業省原子力安全・保安院への報告について|プレスリリース|東京電力
http://www.tepco.co.jp/cc/press/2012/1205832_1834.htmlGoogle Translate
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