■千葉県、震災がれき受入れを見送り
2012年7月4日、千葉県は東日本大震災による宮城、岩手両県の震災がれき受入を見送ることが報道により明らかとなった。
県担当者の確認をしたところ、7月6日には千葉県の公式サイトでも発表される予定である。
見送りの理由については、
細野豪志環境相から、宮城、岩手両県のがれき処理の目途がついたとの報告を受けたためであるとしている。
ただ、県内の自治体では
千葉市、
市川市と山武郡市や匝瑳市などの二環境衛生組合が「がれき受入れ」の表明を行っている。
■他県のがれきどころじゃない千葉県北西部の状況
そもそも、千葉県は県内に全国でもTOPクラスの放射能汚染地帯を抱えている。
千葉県北西部では、放射能汚染に関するニュースが相次いでおり、通常のゴミを燃やしただけでも高濃度の放射能汚染された焼却灰が生じているのである。
その処理置き場に困り、手賀沼近くの「手賀沼終末処理場」に
8000ベクレルを超える
放射性セシウムを含む放射能汚染廃棄物を仮置きすることを表明している。
現在は地元住民から強烈な反対が起きている。
■その手賀沼も1万2000ベクレル以上の汚染
周辺の放射能汚染を心配し、
放射性セシウムを含む放射能汚染廃棄物を仮置きに反対する人がいる。
しかし、すでに手賀沼が相当に放射能汚染されているというのも事実だ。
7月3日に、千葉県は手賀沼と流域河川の底泥、砂などの
放射能汚染の状況を発表。
最大で1キログラム当たり
1万2,200ベクレルの放射性セシウムが検出されている。
流山市では家の中のハウスダストから
同2万ベクレル以上を検出している。普通に出るごみが高濃度に汚染されている可能性が高い。
千葉県北東部では他県のがれき処分どころではないのである。
千葉県は、まず自分の県内の問題を早急に解決していってほしいものである。県民の一人としてそのように願っている。
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naka773】

千葉県ホームページ
http://www.pref.chiba.lg.jp/index.html手賀沼終末処理場の概要/千葉県
http://www.pref.chiba.lg.jp/gs-teganuma/jigyou