■東京直下に活断層あり!
2012年8月17日、
東京都新宿区から
北区田端に向かって走る全長7㎞の断層が
活断層の可能性があることが判明した。
(参考:Google マップより、断層推定位置)
断層を発見したのは首都大学東京を中心とする研究チーム。この東京都都心直下を走る断層は
マグニチュード7級の地震を発生させる可能性があるとしている。
この断層は、東京の
中枢部機関が集中する地域の真下を通っている。活断層であるとすれば、非常に注意を要するものであり、研究チームも詳細な調査の必要性を訴えている。
■調査結果は20日発表
この断層に関する調査結果に関しては、8月20日に埼玉県熊谷市で開かれる日本第四紀学会で発表される。
活断層であるかどうかという点については、調査チームの中でも異なる見方がでている。
日本活断層学会・元副会長の豊蔵勇氏は活断層の可能性が高いとしているが、首都大学東京の山崎晴雄教授は他の地点の地震の影響でズレが生じた断層ではないかという見方を示している。
人口集中地帯にある断層としては「立川断層」が知られており、首都直下地震対策のシナリオにも同断層を震源とする地震対策が織り込まれている。
今回発見された断層が、危険な活断層であるという結論が出た場合、今後の防災計画に関しても大きな見直しが迫られる可能性がある。
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naka773】
首都大学東京
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