■柏市のゴミ保管限界に!
2012年8月20日、
千葉県柏市のごみ焼却施設「
南部クリーンセンター」が運転を再開したことが明らかとなった。
柏市では基準値以上の
放射性物質に汚染され処理できない焼却灰が蓄積している。
焼却灰の放射性セシウム濃度は1キログラム当たり
最高で7万800ベクレルに達している。(参考:ベスト&ワースト2012/1/16)
このため、同センターでは運転停止と再開を繰り返していた。今回の運転再開について柏市では、焼却できないゴミが限界に達したためであると説明している。
運転を再開すれば、国の基準を上回り処理できない
放射能汚染焼却灰は今以上に増加する可能性もある。
■放射能汚染焼却灰の行方は?
首都圏有数のホットスポットとして有名になってしまった千葉県柏市であるが、放射能汚染焼却灰の行方はまだ決まっているものの、地元では反対運動が起きているなど、問題は残っている。
千葉県では6月18日に一時保管場所に
手賀沼に流れる川に面した
我孫子市にある県営の
手賀沼下水処理場に一時保管場を設けることを決定している。
この一時保管に対しては地元では反対運動が起きているところである。
また、この保管はあくまでも一時保管であり2014年度末までの保管となっている。
現在、最終処分場の確定に向け、国と県が調整を行っている。最終処分場が決定しなければ、放射能汚染焼却灰も移動することは難しい。
■がれき焼却問題の陰で
千葉県だけでなく、ゴミ処理施設や下水道焼却灰の高濃度放射能汚染は各地で問題となっている。
これは東北の被災県以外でも起きている問題である。
被災地がれきの広域焼却が、公共事業として大きな予算がついた陰で、このような焼却灰の放射能汚染問題は陰に隠れてしまっている。
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naka773】
柏市|組織詳細
http://www.city.kashiwa.lg.jp/soshiki/080600/p001048_d千葉県柏市、「柏市南部クリーンセンター」運転休止-最高7万800ベクレル/kgの放射能汚染焼却灰の行き場なし!
http://www.best-worst.net/news_SZAOhmjyQ.html放射性物質を含むごみ焼却灰に係る一時保管場所について/千葉県
http://www.pref.chiba.lg.jp/shigen/press/2012