■山中伸弥教授がノーベル賞受賞
2012年10月8日、京都大学iPS細胞研究所所長・教授の
山中伸弥氏が
ノーベル賞を受賞した。
受賞理由となった研究成果とは、成熟した細胞を多能性細胞に初期化できる方法を発見したことである。
4つの遺伝子を皮膚細胞に導入することで「
人工多能性幹細胞」の製作に成功したのである。
「
人工多能性幹細胞(iPS細胞:induced pluripotent stem cell)」は体のあらゆる部位の細胞に分化可能な細胞である。
iPS細胞には、今まで治癒が困難とされた難病や再生医療、、薬の毒性の検査、新しい治療法や薬剤の開発へと広い応用が考えられている。
■iPS細胞ビジネスへのインパクト
iPS細胞技術に関する特許について、京都大学は日本において4件、アメリカにおいての6件の特許を取得している。
再生医療に関しては2015年に約2000億円、2020年に約4000億円の市場規模になると予測されている。
再生医療ビジネスの予測また、
iPS細胞は医薬品開発の分野において大きなインパクトを与える可能性がある。
武田薬品工業、大日本住友製薬などの国内メーカとの共同研究も行われている。製薬各社の
iPS細胞を利用した新薬開発競争も激化しそうである。
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CiRA(サイラ) | 京都大学 iPS細胞研究所
http://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/index.html市場調査とコンサルティングのシード・プランニング [ SEED PLANNING ] - プレスリリース
http://www.seedplanning.co.jp/press/2012/2012061301.html