■年率換算マイナス3.5%成長
2012年11月12日、内閣府は2012年7月から9月期の
国内総生産(GDP)の速報値を発表した。
物価変動を排除した実質GDPは、前四半期の4~6月期に比べ0.9%減となり、
年率換算で3.5%のマイナスとなったことが明らかとなった。
また、名目GDPは同0.9%減、同3.6%のマイナスを記録している。
GDPのマイナス成長は2011年10月~12月の3四半期ぶりのことである。
■GDPの内外需別寄与度
GDP実質成長率を内需、外需別に見たデータでは、
内需が0.2%のマイナス。
外需が0.7%のマイナスとなっている。
名目で見た場合はそれぞれ、0.4%、0.5%のマイナスである。
外需はマイナスになることが多く、その分を内需でカバーしていたのだが、今回のデータでは内需落ち込みマイナス成長となっている。
前回マイナス成長を記録した2011年10月~12月の3四半期でも内需はプラスであったが、今回はマイナスに転じている。
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naka773】

国民経済計算(GDP統計)統計データ 結果の概要 内閣府
http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/data_list/sokuhou/