■社畜諸君の残業自慢争いのネタだ
残業時間が長時間になったというニュースは珍しくない。そしてそのニュースをネタに「
残業自慢大会」が繰り広げられるのが定例になっている。
しかし、今回は県庁の職員という
公務員がそのニュースの主人公になっているのだ。
2012年10月26日、
埼玉県が県職員の2011年度の時間外手当の報告を県議会決算特別委員会で行った。
image from
Norisa1この報告によると税務課の40代男性主任が
年間時間外勤務(残業)が
2017時間となり、その
手当740万円の収入を得ていたことが明らかとなった。
同世代の平均年収以上の残業代を手に入れたわけであるが年間2017時間というのは驚異的な時間だ。
確かに公務員全員が暇なわけではないのは100も承知だ。そして、「税務課」は忙しい部門であることは確かだ。
しかし、一人の人間が2017時間の残業をする。もしくはそれを許すというのは組織として大問題である。
■県庁に住んでいたのか?
まず、年間250日働いたとして平均8時間の残業となる。
通常勤務の時間と合わせ16時間である。まあ、これくらいは働く職場は無いではない。特にシス○ム関係の仕事などで、
デスマーチともなれば普通の話だ。
ただ、残業代が払われるか払われないかが違うだけである。
県議会議員からは残業代の支給はともかく、労務管理として問題があると指摘されている。
740万円の残業代も十分問題であると思うのであるが。
同議員は「
県庁に住んでいたのか?」と質問しているが平均16時間程度なら住むほどのこともないだろう。通勤時間にもよるが。
埼玉県では財務課という特性上、時間外勤務が多いこと。また、システムの入れ替えなどが原因で残業時間が増えたと説明している。
1日16時間働いてもいいので、
通常年収+740万円欲しいという人は山ほどいるだろう。
ちゃんと残業代が出るだけ公務員は恵まれている。
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naka773】
埼玉県ホームページ
http://www.pref.saitama.lg.jp/