生徒の伸びる時期はさまざま。特性に合わせるべきと
いま、学習塾がいろいろ展開されており、親としてどこが最も適切なのか判断も難しいのが実情だが、個々の生徒の特性を捉え、最適なプログラムを組み合わせる学習塾がある。
子供の伸びる時期は個人差があり、「小学生で伸びる生徒もいれば、中学や高校で伸びる生徒もいる。可能性は人によって違う。たとえば中学受験は早熟型のお子さんにはピッタリだが、晩熟型のお子さんにとっては苦痛でしかない」と語るのは、
中萬学院CGパーソナルの井上個別指導事業部長だ。
そして、「偏差値で下のほうだった子が、高校時代にCGパーソナルで自分の目標を決めてから成績が急上昇し、有名大学から国立大学大学院に進学、今はロケットの研究をしているというケースも実際にある」という。つまり、そもそも生徒一人ひとりの成長のスピードは異なり、伸びる時期も違う。集団型の塾では、それを調整しながら授業を行うのは難しいというわけ。
CGパーソナルの指導法は?
CGパーソナルの特徴は、個々の理解度や目標に合わせてカリキュラムや教材、学習の進め方を選べること。生徒一人ひとりのニーズに細かく対応し、各教室の室長がそれぞれの目標に合わせたプログラムを組み立てていくものだ。
基礎力、集中力、スピードの育成を図るコアトレーニングや、学習内容の定着を図るセルフチェックシートの活用など、1回90分の授業の密度はかなり濃い。
「集団塾の多くは、難関校に合わせた授業を行っている。個別授業で自分に合ったレベルの教材で学び、成功体験を積み重ねることで、成績は格段に伸びてゆくもの」と同部長はいう。
個別指導のスタイルで、これまでも合格実績を伸ばしてきたCGパーソナルだが、さらに“合格率”にこだわった指導にも重点を置き、同部長は「厳しい経済状況の下、神奈川県では特に公立の第一志望校に合格させたいと願う保護者が多いため、志望校調査や模試での合否判定の洗い出しを徹底的に行い、個々の生徒への進路指導を細かくするようにしている」とのこと。
集中力を高める合宿も…
受験対策として、2009年度からは中学3年生に加えて小学6年生も対象に、箱根で3泊4日の“勉強合宿”を敢行した。睡眠、食事、風呂以外の12時間を勉強時間に充て、集団の力を借りて集中力を高め、受験へのモチベーションをアップさせるのが目的という。
また、定期的に、地域ごとの教室に個別の生徒たちを集めて模試対策講座を開催するなど、個別と集団とのメリットを生かした指導も行っている。
生徒との”対話”が先々で役立つことに…
「塾とはいえ、ただ知識を詰め込むのではなく、社会に出てもきちんとコミュニケーションがとれる人間を育てたい」と考えるCGパーソナルは、生徒とのコミュニケーションも大切にする。
教室では室長以下が気軽に声かけをし、積極的に“対話”をすることで生徒たちは自信を持ち、自己を表現していく方法を学ぶことになる。
こうした対応は、母体である中萬グループ全体の指導にも通じ、同グループ中学受験専門のCG啓明館は、「2010年度版オリコン顧客満足度ランキング」中学受験塾部門総合1位の評価を受けている。
CGパーソナルには、必ずしも難関校だけを狙うのではなく、社会に出てからの成功を考え、生徒自身の第一志望校を目指すといった観点での学習環境があると言える。