4月テーマは「農業再生ビジネス」
ビジネスプランコンテストを行っている「マイリング」が、農業再生のための新たなビジネスモデルの提案を募集中だ。
マイリングでは、通常コンテストとは別に月毎にエントリー・テーマを設定したコンペティションを開催しており、参加者は、そのテーマに沿った内容のビジネスプランを作成・エントリーを行うもので、4月のテーマは「農業再生ビジネス」としている。
審査方法は、通常のコンテストと同じくボーターの評価・投票の集計結果によって決まるという。
そしてこれは、起業家、ベンチャーキャピタル、企画者、研究者、クリエイター、意識の高い学生、投資家たちが集まる国内最大のオープン型ビジネスプラン・コンテストとのこと。
テーマ設定の背景と提案への期待
今テーマ設定の背景には、後継者不足による農業就業者の高齢化が進み、耕作放棄地も拡大傾向にあって、今や日本の耕作放棄地は全農地の1割を超え、日本の食料自給率が低水準である一因ともなっているとの危惧がある。
この農業の衰退傾向に歯止めをかけるべく、昨年は農地法の抜本改正が行われ、農地制度の重点を「所有」から「利用」へと再構築することと、農地面積の減少の抑制に力点の置かれた施策もとられている。
これまで、一口地主のような制度で小口の出資を募り、それを元手に大規模農園を経営し、出資者への配当は収穫された農作物で行うという「農業ファンド」や、耕作放棄地となった土地を借り受け家庭菜園に興味のある一般家庭に小口で土地を貸し出す「農業教室」のようなビジネスモデル等、農業再生に向けた新たなビジネスモデルが続々と登場しているという。
今回募集のプラン提案に当っては、規模やジャンルに制限はなく、新たな発想に基づく「農業再生ビジネス」のプランを持つ方は、ぜひエントリーして欲しいという。
なお、エントリー締め切りは、4月30日(金)とのことだ。
問合せ先:
マイリング運営事務局
mail myring@myring.me
テーマコンペティションの詳細はこちら「マイリング」