新規創業者を支援する「奈良もちいどの夢ＣＵＢＥ」２期目がオープン--

奈良市餅飯殿町にある老舗商店街「奈良もちいどのセンター街」は、新規創業者を支援しており、この17日から「もちいどの夢CUVE（キューブ）」の２期生が新たに店舗をオープンするという。
「夢CUVE」は、街の活性化のため、閉店したパチンコ店の跡地を協同組合が買い取って10～20平方メートルの区画に小分けし、これまで店舗を構えたことがない起業家らを公募して、格安の賃料で店舗として貸し出すもの。

店舗の賃借料は３～５万円程度で、契約期間は１期と同じく３年以内となっている。
2007年４月から公募で決まった10店舗が出店していたが、貸し出し期限（最長３年）を迎えた今年３月までに全員が卒業し、うち６店舗は「夢CUVE」近くに引っ越しして、地元に定着しているという。

これまで、ガラス張りの箱状に区切られた店舗には、個性的なアクセサリーやパン販売店などが入居したことで若者らに評判となり、センター街の通行量は以前に比べ1.3倍にも伸びて街の活性化に寄与しているという。

今回が２期目の店舗には、昨年12月まに募集した県内外からの応募者20件から、書類と面接審査で選ばれた９件が入居するもので、アクセサリーやカフェなどが出店するとのこと。
店主の年齢は20～30代が中心で、いずれも出店は初めてという。

脱サラし、手作りの布小物などを販売する「スパーク」の八木崇哉さん(39)は、「大型店にはまねのできない個性ある商品を提供していきたい」と意気込んでいる。

全店舗が開店する17日からの９日間は、誕生祭として、買物券が当たる抽選会など、いくつかのイベントも行われる。





「奈良もちいどのセンター街
http://www1.kcn.ne.jp/~mochiido/

「夢CUVE」
http://www1.kcn.ne.jp/~mochiido/yume_cube/yume_cube.html