1月の景気動向指数が発表
平成23年3月7日、内閣府は、平成23年1月分の景気動向指数(速報)を発表しました。
平成23年1月の景気の現状を示す一致指数は、平成22年12月と比べ2.5ポイント上回り106.2となりました。また、景気の動向に比べ早く動く先行指数は、平成22年12月と比べ、0.9ポイント上回り101.9となり、景気の動向に比べ遅れて動く遅行指数は、平成22年12月と比べ、1.0ポイント下回り87.8となりました。
(画像は内閣府HPトップページ)
1月の景気動向指数の特徴は
一致指数は3か月連続の上昇、先行指数は3か月連続の上昇、遅行指数は2か月ぶりの下落となりました。
1月の景気動向指数(CI・コンポジットインデックス・一致指数)は、「足踏み」(景気拡大の動きが足踏み状態である可能性が高いこと)を示しているという基調判断となりました。
起業家が特に注目すべき指標とは
今後の業績見通しを把握するためにも、会社経営者などにとっては、先行指数の行方が特に注目されます。
1月の景気動向指数結果をみる限り、先行指数が前の月に比べ3か月連続で上回ったので、景気回復の動きがさらに進むと期待されます。
今後は、リビアなどの中東情勢などの悪化や小麦などの食料価格の高騰などが、景気回復の傾向にどのように影響するかが注目されます。

景気動向指数結果(内閣府サイト内)
http://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/di/di.html内閣府
http://www.cao.go.jp/