事故評価が「レベル7」に
平成23年4月12日、経済産業省の原子力安全・保安院は、『東北地方太平洋沖地震による福島第一原子力発電所の事故・トラブルに対するINES(国際原子力・放射線事象評価尺度)の適用について』と題した報道発表を行いました。
(画像は、原子力安全・保安院HPトップページ)
そして、原子力安全・保安院は、東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故について、INES(国際原子力・放射線事象評価尺度)評価を「レベル5」から最悪の「レベル7」(深刻な事故)に引き上げました。
チェルノブイリ原発事故との違いは
今回の発表で最も衝撃的なことは、原発事故史上最悪とされている旧ソ連で発生したチェルノブイリ原発事故と同じレベルの評価になったことです。
しかし、今回の報道発表では『ただし、放射性物質の放出量は、同じレベルのチェルノブイリ事故の1割程度です。』とも記載されています。
今回の発表により、残念ながら日本製品の輸出がますます困難になることが予想されます。よって、東日本地域で企業活動している全ての人には、過剰反応を抑えた上で、原発事故の影響をできるだけ最小限にする方策を講じてほしい。
<震災・原発事故関連ニュース>
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東北地方太平洋沖地震による福島第一原子力発電所の事故・トラブルに対するINES(国際原子力・放射線事象評価尺度)の適用について(報道発表、経済産業省サイト内)
http://www.meti.go.jp/press/2011/04/20110412001/20110412001.html経済産業省
http://www.meti.go.jp/原子力安全・保安院
http://www.nisa.meti.go.jp/